日本語教師に求められる要素とは?part2
日本語教師に求められる要素とは?の第2弾になります
それはずばり耳の能力です
日本語学習中の学生の発言は、当然ながら間違いがあります。
大きな間違いであれば、誰でも聞き取れますが、小さな、些細な間違いの場合、聞き取ることが難しいことが良くあります。
また聞き取ることができたとしても、それが学習者が間違って認識してるための間違いなのか、ただ単に言い間違いなのか。
これを瞬時に判断し、必要に応じて対応する必要があります。
従って、耳の能力が大変重要になります。
日本語学習者である外国人の方は、日本人と違って積極的です。
日本人は間違いを恐れて、なかなか口に出さないということが良く言われていますが、彼らは違います。
間違いを恐れずどんどん発話します。
クラスに数人ではなく、10名以上いる場合、彼らの発話を聞き取る、聞き分けることは至難の業ですが、良い日本語教師は聞き分けます。
発話をしっかりと聞き分けて、間違いを指摘する。
このやり取りが学生の信頼を得ることにつながるのです。
学生同士もわかっているのです。
みんながいろいろと発話した際に、誰かが間違ったことを言っていることを。
それを先生が指摘しない、聞き流すようなことがあれば、学生も徐々に発話しても意味がないと感じてしまうのです。
ぜひこの耳の能力を大切にしてください。